(仮訳)ドイツの温室で見出された新種Clitopilus byssisedoides
Noordeloos, M., Co-David, D. & Gminder, A., 2010. Clitopilus byssisedoides, a new species from a hothouse in Germany. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000112/00000001/art00022 [Accessed December 10, 2014].
【R3-01361】2014/12/11投稿

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3行まとめ

ドイツ、イェーナにおいて植物園の温室に発生した菌を検討し、Clitopilus byssisedoidesとして新種記載した。
本種は傘が帯灰肉色で貝殻形、無柄であり、担子胞子が豆形~楕円形、シスチジアを欠くことなどで特徴づけられた。
本種は熱帯由来と考えられ、他のヒカゲウラベニタケ属菌とは担子胞子の形状などで区別された。
Germany, Jena

(新種)

Clitopilus byssisedoides Gminder, Noordel. & Co-David
語源…Entoloma byssisedum類似の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Clitopilus claudopus
子実体がヒラタケ型
担子胞子がRhodocybe
本種と異なりドイツではなくアルゼンチンに分布する
本種と異なり傘が帯灰肉色ではなく帯黄褐色
本種と異なり傘表面に亀裂が生じる
本種と異なり柄(よく発達し偏心生)を有する
本種と異なり担子胞子が豆形~楕円形ではなく球形~類球形
Clitopilus pleurogenus
子実体がヒラタケ型
担子胞子がRhodocybe
本種と異なりドイツではなくタンザニアに分布する
本種と異なり傘が帯灰肉色ではなくアッシュグレー
本種と異なり担子胞子が豆形~楕円形ではなく球形
Clitopilus rhizogenus
子実体がヒラタケ型
担子胞子がRhodocybe
本種と異なりドイツではなく米国に分布する
本種と異なり傘が帯灰肉色ではなく淡い帯褐橙色~粘土色
本種と異なり傘表面が無毛ではなく繊維状
本種と異なり傘表面に半透明条線を欠く
本種と異なり柄(よく発達し中心生~偏心生)を有する
本種と異なり縁シスチジアを有する
Clitopilus paurii
子実体がヒラタケ型
担子胞子がRhodocybe
本種と異なりドイツではなくインドに分布する
本種より傘がずっと暗色
本種と異なり傘表面が無毛ではなく綿毛状
本種と異なり担子胞子が豆形~楕円形ではなく類球形
Clitopilus crystallinus
子実体がヒラタケ型
担子胞子がRhodocybe
本種と異なりドイツではなくベネズエラに分布する
本種と異なり子実体が白色
本種と異なり傘が貝殻形ではなく半円形
傘表面が無毛ではなく密綿毛状
Clitopilus albovelutinus
子実体がヒラタケ型
担子胞子がRhodocybe
本種と異なりドイツではなくニュージーランドに分布する
本種と異なり子実体が類白色
本種と異なり柄(よく発達し側生)を有する
Clitopilus lateralipes
子実体がヒラタケ型
傘が淡褐色を帯びる
傘表面に半透明条線を有する
担子胞子がRhodocybe
本種と異なりドイツではなくパプアニューギニアに分布する
本種と異なり柄(側生)を有する
本種と異なり担子胞子が豆形~楕円形ではなく類球形~卵形
Clitopilus balearicus
ヨーロッパに分布する
子実体がヒラタケ型
傘が貝殻形
担子胞子がRhodocybe
本種と異なり傘が帯灰肉色ではなく純白色
本種と異なり側シスチジアを有する